代表理事 絹川 善隆
このたび第49回石川県中小企業家同友会定時総会においてご承認頂きました、石川県中小企業家同友会代表理事の絹川です。私たちはいかに厳しい経営環境の下でも、同友会がかかげる3つの目的を大切に、これからも石川の地域経済の発展と明るい地域社会の実現に寄与できるよう活動していきます。皆様どうぞ宜しくお願いいたします。
私たち中小企業同友会は「一人ひとりのすばらしさが発揮できる企業づくり」を進めています
中小企業家同友会は 47都道府県にそれぞれ独立組織を有し、約4万7千社の中小企業経営者が加盟する経営者団体です。石川県中小企業家同友会(略称、石川同友会)は、1976年(昭和51年)5月に発足し48年を迎えました。中小企業経営者が自主的に参加し、皆で運営して、経営体験を本音で語り、学び合い、経営者として・人間として成長する学びの場・成長の場です。活動の目的を3つの目的「よい会社をめざす よい経営者になろう よい経営環境をめざす」とし、その実現に向けて様々な活動を展開しています。
県内6つの支部では支部ごとの例会やグループ会を行い、経営課題の討論や企業訪問等を行っています。全体行事として「経営者フォーラム」や「CONNECT DAY」等を通してお互いの経営体験交流も行っています。また、人を生かす経営の実践として委員会活動では、経営指針づくりや社員共育、共同求人、障害者問題、地域政策、環境経営、大学との連携等をすすめ、国民や地域と共に歩む同友会型企業づくりをめざしています。各全国大会では、全国の優れた活動や経営体験から教訓を汲み取り、経営に役立つ中身のある活動をすすめています。
石川はひとつ! 私たちのチカラで夢あふれる石川を
1月能登半島を襲った震災により石川県の中小企業は改めて命の大切さと災害を想定した経営の重要性を再認識しました。また、経営を取り巻く環境は時代とともに大きく変化し、賃金の上昇や労働環境の整備・改善、人材確保や社員の育成・共育、BCPや新しい付加価値づくり等の経営における新たな経営課題や地域課題も生まれております。
私たち中小企業経営者はいかに経営環境が厳しくても、これらの課題を克服し、経営を維持発展させていく責任があります。今こそ石川県内の中小企業経営者がひとつになって、地域の生業を支える重要な担い手としての自覚をもち、中小企業家が牽引役となって私たちのチカラで新しい時代を拓くという希望に燃え活動を続けていくときだと考えます。愛すべき地域に誇りを持ち、未来に向って、夢あふれる石川を築いていくよう行動していきます。みなさまどうぞ宜しくお願いいたします。