企業訪問

【18.04.01】事業承継(22)

2年後の100周年に親子2代が立ち会う幸せ

 \; 堀岡製本印刷(有) 代表取締役社長 堀岡 昭夫 会員

 堀岡製本印刷は製本に特化し、デザイン、企画から、装丁、製本加工、そして梱包、オリジナルのダンボール製作やチャーター便手配などの配送まで全ての業務をワンストップで受注できる体制を整えています。
 大正9年創業、今年98年目を迎える同社は堀岡会員が4代目にあたります。印刷業界はここ30年、ペーパレス化、デジタル化、ネット社会への移行などで劇的に変化し、業界総売上げはバブル期の3分の1にまで減少しました。そんな中、まだまだ製本は特殊技術を要し、細かな手作業の多いアナログの世界、このニッチなジャンルに特化し、大量受注をいかに短期間で納められるかで他社との差別化を図っています。
 事業承継に関して、子供に継ぐことを強制したことはなかったそうですが、長男真義氏の学生時代に2人で焼き鳥を食べていた時に、本人自ら継ぐ決心を口にしたそうです。大学卒業後、働きながら東京で夜間の印刷・製本専門学校で学んだ真義氏は7年前、同社へ入社しました。現在、現場を全て任されている真義氏は、働いてくれる社員がいるからこそ業務が成り立っているので社員には心から感謝していると話します。経営者としての自覚も徐々に芽生えつつあります。
 堀岡会員は「承継にはトップのことだけでなく、社員もすべて含めた承継が大切で、経営者は自らの背中を見せ、社員と共に育つ社風をつくりあげていかないといけない」と言います。先代から良い社風を継いできたからこそ、今日まで事業が続いてきたという想いがあり、覚悟を持って経営に取り組み、2年後の100周年に向け1日1日の承継を大切にしています。「一緒に伴走しながらバトンを渡す時、しっかりと助走をつけ、同じスピードを保ちながらバトンを渡してあげたい。100周年の瞬間に親子2代が立ち会えることが最上の幸せ」と話しました。その言葉に歴史を紡いできた者としての強い誇りを感じました。

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