【19.04.25】景況調査2019/1月〜3月
全業種で売上高DIが下降
第29回景気動向基本調査(2019年1月〜2019年3月期)
期間2019年3/14〜2019年4/5 回答65社(建11社・製14社・小売13社・サ25社・その他2社)/397社(16%)
現在(1月〜3月)の経営状況は、(10月〜12月期と比べて)全業種で見ると、売上高DI(「増加」−「減少」割合)は1月調査の36.8から23.1へ、経常利益DI(「増加」−「減少」割合)は35.1から16.9へ、資金繰りDI(「余裕」−「窮屈」)は7から△3.1へと全業種で悪化となった。
1月〜3月の経営状況を業種別で見ると、建設業では、売上高DIは71.4→9.1へ経常利益DIも同様に71.4→9.1へ悪化した。製造業では、売上高DIが58.3→14.3へ、経常利益DIも58.3→21.4へと悪化し、資金繰りDIは25→△14.3とマイナスに転じた。卸小売業は、売上高DIが22.2→53.8へ、経常利益DIも11.1→15.4へと好転した。資金繰りDIは△22.2→△7.7とやや改善したがマイナスの水準となった。サービス業は、売上高DIが25.9→20、経常利益DIも25.9→20、資金繰りDI3.7→0へとやや悪化となった。
一方、経営の見通し(4月〜6月予測)は、全業種で売上高DIが17.5→4.7、経常利益DIが7→1.6資金繰りDIは10.5→3.2へと悪化予測となった。業種別の経営の見通し売上高DIは、建設業が0→△18.2へ、製造業が41.7→21.4、卸小売業22.0→0、サービス業11.1→8だった。
仕入単価DI上昇傾向続く
仕入単価DI(「上昇」−「下降」割合)は全業種でみると35.9→45.5と高い傾向が続いている。業種別では、建設業が42.9→63.6、製造業58.3→71.4、卸小売業22.2→53.8となった。
販売単価・客単価DI(「上昇」−「下降」割合)は15.8→12.3と下降し、高止まり感がある。
また、生産・営業設備の過不足感DI(「過剰」−「不足」割合)は、前回1月調査では△12.3だったが、今回調査も同様の△12.3となり高止まり感がでている。
雇用状況DI(「過剰」−「不足」)は、前回調査と同様に全業種でマイナス水準であるが、△43.9→△38.5とやや改善されている。