調査・見解・提言

【20.01.10】景況調査2019/10月〜12月

建設業・サービス業好転、製造業・サービス業資金繰りマイナスへ

 \; 第32回景気動向基本調査
(2019年10月〜2019年12月期)
調査期間2019年12/17〜2020年1/8 
回答70社(建13社・製16社・小売9社・サ32社)/417社(17%)


 現在(10月〜12月)の経営状況は、(7月〜9月期と比べて)全業種で見ると、売上高DI(「増加」−「減少」割合)は10月調査の18.6から10.0へ悪化した。経常利益DI(「増加」−「減少」割合)は横ばいの0だった。資金繰りDI(「余裕」−「窮屈」)は△3.4から△10.0へ更に悪化した。
 10月〜12月の経営状況を業種別で見ると、建設業では、売上高DIは16.7→23.1へ、経常利益DIも△33.3→15.4へ好転した。一方で製造業は、売上高DIが14.3→△31.3へ、経常利益DIも△7.1→△18.8へ、資金繰りDI△7.1→△12.5と更に悪化となった。同様に卸小売業も売上高DIが23.1→0、経常利益DI7.7→△22.2と悪化した。サービス業では、売上高DIが19.2→28.1、経常利益DIが7.7→9.4とやや好転したが、資金繰りDIは△7.7→△18.8へと悪化した。

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経営の見通し全業種で悪化予測

 \;  経営の見通し(1月〜3月予測)は、全業種で売上高DIが23.7→△4.3へ、経常利益DIが5.1→△11.4へ、資金繰りDIも3.4→△10.0とマイナスへと大きく悪化を予測した。
 業種別の経営の見通しでは、建設業の売上高DIは、16.7→7.7へ、製造業42.9→△12.5へ、小売業30.8→△11.1、サービス業11.5→△3.1へと建設業を除く3業種でマイナスに転じ大きな悪化予測となった。

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仕入単価、販売・客単価ともに上昇

 仕入単価DI(「上昇」−「下降」割合)は全業種でみると26.0→39.2と上昇している。業種別では、建設業が33.3→46.2、製造業35.7→37.5、卸小売業0→55.6、サービス業26.9→28.1となった。
 販売単価・客単価DI(「上昇」−「下降」割合)も3.4→11.4と上昇した。
 生産・営業設備の過不足感DI(「過剰」−「不足」割合)は、前回調査同様の△18.6で不足感の水準が続いている。
 雇用状況DI(「過剰」−「不足」)は、全業種がマイナス水準で、△35.6→△45.7と高い不足感が続いている。

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