企業訪問

【20.10.01】事業承継(51)

覚悟を決め変革の時代を乗り越える

 \; 大協運送株式会社 代表取締役社長 
津田 淳一 会員

 津田会員が先代の父から事業を継承したのは5年前です。社長就任当初は先代と二人三脚で仕事に邁進していましたが、物流市場は他社との競合が激しくなるほかドライバー不足など業界全体が大変革の時代に突入していました。経営強化を図りこの変革の時代に対応するため、3年前に経営指針講座を受講し、「経営指針」を作成しました。

 指針講座を受講した翌年、心強い相談役であり、また先代の女房役として創業から支えてくれた専務が突然の他界、経営指針を基に居酒屋で今後の経営について話し合い、新たな大協運送を創りあげると旗揚げした翌日でした。その後、最も大きなターニングポイントとなったのは、昨年9月に先代である父までもが他界したことです。亡くなってから、日を追うごとに父への感謝の気持ちが強くなりました。生前はあまり多くは話しませんでしたが 今は毎日経営について話をしている様に感じます。そのようなことから大協運送を次のステージに押し上げる大きな覚悟をしました。
  新たな領域へ踏み込む時には大きな代償もありました。その中でも、これまで十数年社業繁栄のために尽力していただいたベテランドライバーの退職は会社にとっても、自身にとっても痛心の極みでしたが、変革には仕方がないと心を鬼にして対処しました。ドライバーが減り業務への支障が予想されましたが、若手ドライバーがタイミング良く入社し、気づけば当時のメンバーから10人以上入れ替わり、社内に創業時の活気が戻ったと感じています。今思えば、父が残してくれた人脈、そして父が創りあげた会社のおかげだと感謝しています。

 このようなことがあってから、事業承継に対して以下のことを大切にするよう心掛けています。 「後継者のために『想い』を早く伝える」 「社業繁栄に大切なことを社員とよく話し合う」  「次世代へ『繋げていく』という気持ちを強く持つ」 「未来のために『相続(会社)』を預かる」 「最大の感謝をお客様、社員へ届けていく」。 この想いをしっかりと次の世代へ繋げるために、「自分がやらなければいけない」と覚悟を決め、この変革の時代を乗り越えていきたいと考えています。
 取材を通して、先代の他界後に多くのサポートがあったのも、津田会員の強く優しい人柄と社業繁栄のためご尽力された結果だと感じました。新たなステージへこれからも挑戦し、人と社会に大きく協力する運送会社へ発展することを期待しています。

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