【13.09.19】能登支部9月例会
人材育成は当社の使命
講師:久米田 敏明 氏 ENEOSグローブガスターミナル株式会社 七尾ガスターミナル所長
例会テーマ:LPガスの基地って、どんなところ?
七尾ガスターミナルは民間エリア(LPGガスの受入・貯蔵・出荷)と国備エリア(国家備蓄)に分かれている。1974年に操業開始され現在で39年を迎える。国備エリアは、直径45メートルのガスタンクを5基保有しており、民間で8万、国備で28万平方メートルの敷地面積である。主な輸入先は中近東だが、政情不安で供給が途絶える可能性があるのがリスクだ。LPGガスの特性としては輸送が容易であり、毒性がないなどの利点がある。
ENEOSガスターミナル株式会社の悩みとして、2007年問題では、一時的に定期的な雇用をして来なかった時期の影響で、中核である三十、四十代が極端に少ない。「技術継承」が遅れている対策として若手社員など社内教育の強化をしている。人材の育成は時間もコストもかかるが、安全・安心な操業継続のために必要なことであり当社の使命だと思っている。
質疑応答では、七尾に基地を構えるにあたって最大のリスクは?という問いに、海の近くなので津波がある、対策として地上から少し上げた建物を建造していることなどが上がった。