委員会活動

【20.05.13】第45回定時総会 正副代表理事メッセージ

「10年ビジョンに向けて出発(たびだつ)」

 第45回定時総会は、新型コロナウイルスの影響により5月13日に2019年度正副代表理事を代表とした書面による総会を行いました。委任状228通により総会は成立し、委任を受けた正副代表理事から各議案に対する同意書が提出され、全ての議案が可決されました。
 2020年度運動方針については、スローガンを「10年ビジョンに向けて出発(たびだつ)」とし、石川同友会の10年ビジョンを掲げて進む1年目として、各組織を固め、縦横の連携を緊密にしていきます。組織としては新しく、労働環境委員会を設置し、同友会らしい働き方改革をどう進めるかについて深めていきます。また、経済に悪影響をもたらす緊急事態や自然災害にも負けずに事業を継続していける計画(BCP/事業継続計画)にも取り組んでいきます。
 10年ビジョンは「調和と品格×革新と伝統」〜夢あふれる住みよい地域社会へ〜とし、約2年を費やしてミッション(社会的使命)から積み上げた10年ビジョンが本年度より始動します。
 2020年度理事・監事の選出では、7名の新任を含む22名の理事と監事2名が承認されました。

 一方、現状のコロナ禍の中、同友会では「1社もつぶさない!全会員に声かけを!〜知恵と力を出し合い、新型コロナウィルスによる危機を乗り切ろう〜」と、地域経済の砦である地元中小企業が生き残るために全力を傾けています。この状況下、就任した正副代表理事が本年度に向けて、また新型コロナウイルスへの自社の対策・対応、エールなどのメッセージを発信しました。

陽は必ず昇る! 1社もつぶさない石川同友会を!

 \; ■代表理事メッセージ

金谷 道憲 代表理事
(株)シィー・プランニング 代表取締役

 今年度45回定時総会は新型コロナウイルス感染拡大の渦中で、例年のように一堂に会することのない開催となってしまいました。会員方々のお顔を拝見できなくて非常に残念です。今回の情勢は、今までに経験したことのない危機的な経営環境の中で、業種によっては営業を自粛し、あるいは資金繰りに奮闘されている方も多いかと思います。また、在宅勤務や会議・打ち合わせなどで、苦労されている人も多いことでしょう。その中で新しく任命された22名の理事と共に、コロナに打ち克ち、この困難を乗り切っていきましょう。
 今年度の総会議案書(2020年度運動方針書)を改めて検証すると、状況が激変し時代錯誤のようにも感じられたかもしれません。本文を策定している時期と現在では、明らかに経営環境が違います。そういう意味では、初頭から方針や計画などを多少修正する必要が生じてきたのではないかと考えております。そのことにつきましては、全会員のご協力のもと一致団結をもって取り組んでいきましょう。
 例えこんな危機的な状況下でも時代はどんどん先に進んでいきます。現状維持は退化と同じです。我々中小企業の経営者は、どんな経営環境でも維持発展し、雇用を守っていかなければならない使命と責任があります。そして未来を見据え、大きな希望をもって成長していかなければなりません。10年後は必ず明るい地域社会になっている、心からワクワクした未来を創り出せていると信じて、自社の経営も同友会の運動も発展させていくことに、皆さんと共に力を合わせて邁進していきましょう。これまでの学びを生かし、1社もつぶさない石川同友会をつくり上げましょう。陽は必ず昇ります。
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 \; ■副代表理事メッセージ

橋本 昌子 副代表理事(筆頭)
(株)スパーテル 代表取締役

 新型コロナ対策として、まずは自分と家族、社員や利用者様を守ること、大切な仲間を守ることを最優先とし感染予防対策やBCP(事業継続計画)を見直しました。また、経営を守るための融資の相談を進めるとともに、この機会がチャンスとなるような方法を模索している毎日です。社内でWEB会議なども導入しましたし、業務でもオンライン化を取り入れました。皆さんも不安や悩みが尽きない毎日だと思いますが、経営者として覚悟を決め明るい未来を共に築いていけるよう頑張りましょう。石川同友会が素晴らしい会になるよう尽力致します。そして元気な皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。

 \; 絹川 善隆 副代表理事
(株)絹川商事 代表取締役

 副代表理事として、地域政策委員会、労働環境委員会、環境経営委員会を担当します。経営環境がめまぐるしく変化する中、私たちは自己変革をしなければなりません。新しい時代を切り拓くためにも、同友会の掲げる理念の下、同友会運動をすすめ、会員企業の発展と地域社会の活性化を目指し、労使が互いに尊重し働きがいのある環境をつくり、環境資源を活かした企業品質の高い企業を皆で考え行動していけるよう取り組みます。未来は僕たちの手の中にあります。価値観を合わせてこの時代に挑む勇士として頑張っていきましょう!

 \; 田野口 和矢 副代表理事
(株)サクセスブレイン 常務取締役

 会員の皆様におかれましては、これまで経験したことのないような未曽有の危機を感じておられることと思われます。まだまだ先の見えない状況ではありますが、始まりがあるものは、必ず終わりがあります。2020年はイノベーションの年と言われています。このような年は、過去も自然災害や疫病、戦争など大きな代償を支払っています。60年前のパソコン誕生、120年前の自動車の誕生のように、この新型コロナウイルスのトンネルを抜けると必ず大きな成長の種が生まれます。ピンチはチャンスです。今こそ、同友会理念の実践が試されます。みんなで協力してこの危機を乗り越え、素晴らしい未来に向けて頑張りましょう!

 \; 堀岡 昭夫 副代表理事
堀岡製本印刷(有) 代表取締役

 変革に立ち向かうことになる現状のコロナ禍においては、まさにリーダー、経営者の本当の資質が問われる時代になるでしょう。皆さまも今そうであるように、先が見えない、ゴールが見えない、というのが厄介な壁です。平時は、経営指針のもと、幹部、社員に如何に浸透させるかが経営者のスキルでした。今は経営者自体が迷路に入り込んだ世界的な脅威です。ではどうするのか?アフターコロナを見据え、今まで以上に「変化を先取りする」ことかと思います。顧客、地域社会、サプライチェーン、取引先、働き方、政府方針など全てにおいて変革するでしょう。同友会の仲間の知恵で乗り切りましょう。一人も取り残さないゴールへ向けて!

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