【24.06.25】女性部会 企業訪問
能登地震で被災するも、警備が地域貢献につながる
北原 泉 会員
(有)アクロス警備保障 代表取締役
女性部会では(有)アクロス警備保障を訪問しました。社屋に入った亀裂や歪み、敷地内の地割れ、ブロック塀の崩落など1月に発生した能登地震による数々の惨状をを目の当たりにしました。その後、北原会員から地震発生時の状況や今後の課題、能登に対する思いなどを聞きました。
地震発生翌日から奥能登へ救助・支援に行くために、社員全員が24時間体制で迂回路の警備をしました。これにより地域の方々の交通を確保できたことは同友会の目指す地域貢献につながりました。その後も仕事の依頼が続き「仕事があってありがたかった。」と話す北原会員。
「しかし、警備員の人手不足の中、避難所で暮らす被災者を警備員として雇い、避難所や周辺の警備をしていますが、今後、避難所の閉鎖や仮設住宅への引っ越しとなった場合に業務を継続してくれるかが課題だ」と語りました。
また、北原会員は地震後のオンライン支部例会で画面越しに見慣れた会員の面々を見たときに「私は1人じゃない!同友会メンバーがいる!」と、自然と涙が溢れてきたそうです。同友会のつながりや絆を改めて感じた時間でした。
北原会員の報告の後、参加した能登支部会員からは「皆さんに能登に来てもらい、話を聞いてくれるだけでいい。」との声があり、そこから話を広げていけば能登の課題解決に多くの人が関わってくれるのではないかということを感じました。さらに、能登支部以外の会員からは「できることをできるときに支援する、それを継続していくことが大切」と能登への思いも聞かれました。
能登復興はまだまだこれからですが、一歩ずつでも前に進んでいこうとする姿に勇気をもらった企業訪問でした。