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クローズアップ 同友会型企業づくり(57)

人や地域に喜ばれる会社へ


第13回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞
審査委員会特別賞 受賞

■下請け脱却から「よい会社」を追求
 高田会員は、1997年に2代目社長に就任しました。当時は大手建設会社の下請けを担っており、バブル崩壊、リーマンショックで多くの元請が倒産し、2003年から2011年まで赤字が続きました。社員の生活を守るため、個人の預金を増資して賞与を給付したこともありました。
 その大変な苦労から下請けからの脱却を目指します。まずは、顧客から支持される「よい会社」になる必要性を感じ、様々な経営の勉強会へ参加しました。その中で2010年に同友会と出会い、経営指針作成や社員共育、共同求人など現在も活発に活動しています。
 年間100冊以上の本を読み自社で活かせる形を模索する中、「日本でいちばん大切にしたい会社」という本に出合いました。自社に関わる人の幸福を追求し実現することが「よい会社」だと知り、著者が代表の「人を大切にする経営学会」に登録しました。そこから、本に掲載された企業に訪問し、会社で考え方や生き方の勉強会をしていることに驚きました。あちこちの訪問先で学んだ、勉強会、読書会、社内外の整理整頓・清掃、輪読、経営理念の唱和、教育勅語の唱和など会社へ持ち帰り実践しました。

■続けることでよい習慣・よい風土づくりへ
 勉強会は始めはスムーズにはいかず、輪読や読書感想文の提出も反発が強く苦労しました。しかし「皆でよい会社にしよう」と根気強く話し、諦めずに信じて続けると、少しずつですが、よい習慣になり、よい風土になってきました。よい会社の訪問も10年続けており全体の気持ちを維持しています。
 継続して会社全体で学び、顧客から支持されるために見出した「よい会社」は、社員がイキイキと働き、身近な人や地域に喜ばれる会社でした。
商圏を5km内とし、競争が少ない小規模の元請現場に力を入れるようにしました。近いからこそ、持ち場の進捗に合わせて現場同士が助け合い、進行がスムーズになり利益が安定しました。また、顧客との距離感が近くなり、要望にも柔軟に対応でき紹介も増えました。いまでは大手の下請けを辞め、エンドユーザーを含めた顧客が大幅に増えました。

■「日本でいちばん大切にしたい会社」に挑戦
 目指した「よい会社」を客観的に見るため、昨年の第13回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の顕彰に応募しました。これまで一次審査に7回通過しましたが、指摘された70項目ほどの改善を試み、さらに高みを目指した結果、審査委員会特別賞の受賞となりました。
 諦めずに真面目に努力すれば、いつか必ず小さな会社でも自立でき、社会に役立てる「よい会社」になれると信じ、尽きない挑戦を続けると力強く決意を語ってくれました。

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