景況調査2024/7~9月
売上高・経常利益・資金ともに好転

石川県中小企業家同友会
- 第51回景気動向基本調査結果(2024年7月~2024年9月期調査)
- 調査期間9/18~10/18
- 回答24社(建4社・製4社・卸小売6社・サ10社)/383社 (6.5%)
現在(7月~9月)の経営状況は、(4月~6月期と比べて)全業種で見ると、売上高DI(「増加」-「減少」割合)は7月調査の△14.3から33.3へ、経常利益DI(「増加」-「減少」割合)も△19.0から12.5へと好転しました。同様に資金繰りDI(「余裕」-「窮屈」)も△14.3から8.3へと大きく好転しました。前回7月調査の見通し予測とは異なる結果となりました。

7月~9月の経営状況を業種別で見ると、建設業では売上高DI、経常利益DIともに0.0から大きく改善したものの、資金繰りDIは25.0→0.0に悪化しました。製造業は資金繰りDIは依然として0.0の横ばい、売上高DI△20.0→0.0、経常利益DI△40.0→△25.0と改善しました。卸小売業の売上高DI、経常利益DIは△42.9から改善、資金繰りDIも△42.0→△16.7とマイナスながらも改善しました。サービス業では、売上高DI20.0→60.0、経常利益DI20.0→40.0、資金繰りDIは△20.0→30.0と全ての項目において改善しました。
経営の見通しは売上高、経常利益で改善を予測

経営の見通し(10月~12月予測)は、売上高DIが14.3→25.0、経常利益DI△4.8→16.7、資金繰りDI△4.8→4.2、といずれも改善を予測しまし

経営の見通しを業種別にみると、建設業の売上高DIは25.0→50.0と改善、製造業、卸小売業の売上高DIはそれぞれ20.0→0.0、14.3→△16.7と悪化を、サービス業は0.0→50.0と改善を予測しています。
経営の見通しの経常利益DIでは、建設業0.0→△25.0、卸小売業△28.6→16.7と悪化を、製造業20.0→0.0、サービス業は0.0→40.0改善を予測しました。
仕入単価は下降傾向、雇用状況は悪化
- 採算面では、仕入単価DI(「上昇」-「下降」割合)は全業種で57.9→54.2と下降しました。
- 販売単価・客単価DI(「上昇」-「下降」割合)も、全業種で14.3→16.7と前回より僅かながら上昇しました。
- 仕入れ単価DI-販売客単価DIは43.6→37.5と価格差はやや狭まりました。
- 生産・営業設備の過不足感DI(「過剰」-「不足」割合)は、全業種でみると0.0→0.0のまま変わらずですが、雇用状況DI(「過剰」-「不足」)は全業種で△19.0→△33.3と不足感が強くなっています。
依然として人材育成が課題

現状での自社の経営課題については、人材育成、次いで売上高増加を課題と考える企業が多くなています。市場相場の急激な高騰による業務や、在庫調整の過多で影響を受けている中、経営理念の見直しや10年Visionを作成する等、自社の健全な経営に向けて動いている企業もあります。