景況調査2024/10~12月
売上高・資金繰りは好転続くも、経常利益は僅かに悪化

石川県中小企業家同友会
- 第52回景気動向基本調査結果(2024年10月~2024年12月期調査)
- 調査期間1/6~1/10
- 回答18社(建4社・製1社・卸小売2社・サ9社)/386社 (4.6%)
現在(10月~12月)の経営状況は、(7月~9月期と比べて)全業種で見ると、売上高DI(「増加」-「減少」割合)は7月調査の33.3から38.9へ好転、経常利益DI(「増加」-「減少」割合)は12.5から11.1へと若干悪化しました。資金繰りDI(「余裕」-「窮屈」)は8.3から16.7へと好転しました。

10月~12月の経営状況を業種別で見ると、建設業では売上高DIが50.0→25.0に悪化、経常利益DIは25.0のまま横ばい、資金繰りDIは0.0→25.0に改善しました。製造業は資金繰りDIも0.0の横ばい、売上高DI0.0→100、経常利益DI△25.0→100と大きく改善しました。卸小売業の売上高DIは0.0→100、経常利益DIは△16.7→0.0、資金繰りDIも△16.7→0と改善しました。サービス業では、売上高DI60.0→27.3、経常利益DI40.0→0、資金繰りDIは30.0→18.2と全ての項目において悪化しました
経営の見通しは全てにおいて改善を予測

経営の見通し(1月~3月予測)は、売上高DIが25.0→38.9、経常利益DIは16.7→33.3、資金繰りDI△4.2→22.2といずれも改善を予測しました。経営の見通しを業種別にみると、建設業の売上高DIは50.0のまま横ばい、製造業の売上高DIは0.0→100に好転、卸売業も△16.7→0.0改善を予測していますが、サービス業は50.0→36.4と悪化を予測しています。

経営の見通しの経常利益DIでは、建設業△25.0→25.0、製造業0.0→100と改善を、卸小売業16.7→0.0とサービス業は40.0→36.4悪化を予測しています。
経営の見通しの資金繰りDIでは、建設業△25.0→25.0、製造業△25.0→100と改善を、卸小売業0.0のまま横ばい、サービス業は10.0→18.2と改善予測しています。
雇用状況は依然として不足感続く
採算面では、仕入単価DI(「上昇」-「下降」割合)は全業種で54.2→61.1と僅かに上昇しました。販売単価・客単価DI(「上昇」-「下降」割合)も、全業種で16.7→33.3と上昇しました。仕入れ単価DI-販売客単価DIは37.5→27.8と価格差はやや狭まりました。生産・営業設備の過不足感DI(「過剰」-「不足」割合)は、全業種でみると0.0→△11.1と下降ですが、雇用状況DI(「過剰」-「不足」)は全業種で△33.3のまま、不足感が続いています。
人材育成が継続的課題

現状での自社の経営課題については、「人材育成」や「雇用人員調整」と、人材に関することを課題と考える企業が依然として多い状況です。雇用人員調整については前回調査時から倍増しています。販売・受注競争も激しくなっているため、新規事業への参入を検討する会社も出てきました。続く物価高・人手不足・賃上げなどに対応するため、原材料費や労務費のコスト増分の適切な価格転嫁を進めていくことが大切と考えます