【07.12.18】兼六支部12月例会「飲食産業からホスピタリティ産業へ」
元気に帰る姿に使命感
報告者…新田 泉 会員
Lounge 泉 代表
私が中学三年の時、父が脱サラして印刷会社を立ち上げた。自営業の状況下で水泳を活かした体育教師の道は諦めた。OL生活で、やり甲斐の感じない日々を送り退職、父の会社に入った。父が急死、弟が社長で私が専務として後継したが、業界は大変な時代を迎え、やりたいことを正々堂々と思い切りやろうと三十年続けた会社を廃業した。
求人広告を見るが年齢的に就職が難しく、親友が営む片町のラウンジに勤めた。ホステスに転職、自分の名刺が目の前でコースターに化すような事に惨めさを覚え、店主になればと独立した。客が減る現象の中、当店のドアを開ける人を「ようこそ」と有り難く思った。元気が出たと帰る人や一隅を照らす生き方に触れ、使命感が生まれた。経営指針PASSOAを作成、店に来る人に渡した。スタッフには言い出し難く決心して発表した。求めるものが違い辞めた人、考えさせてほしいと言って残った人がいる。後者の方が芽がないと思っていたが、そうではなかった。一人でもやろうとパワーが甦る。