【10.06.15】北金沢支部６月例会

時代のウォンツに合った方針に変化

「逆境の中、変えなければならないもの、変えてはならないもの」
■報告者：出村 明 会員（㈱栄光プリント 社長）

印刷業界は逆風の中にある。人生のターニングポイントは、高校三年で事業承継しようと決心したとき。次は修業に出た大阪で帝王学を学んだとき。三度目は教会でアメージンググレイスを聞いたとき。作詞家のジョン・ニュートンは奴隷船の船乗りから牧師になり人の幸せのために人生を送った。その人生に感銘を受け、人間の本当の喜びは他人の為に働き感謝されることと思い、利他の精神が経営理念のバックボーンとなった。経営理念は五つあり一つめの社会的意義で自社のドメインを情報加工サービス業と唱っている。この理念は今後も変わらない。一方で、ワープロの出現以降マルチメディアの進展などにより、社会のニーズと自社の商品やサービスが合っていないことに気づき、時代の流れによって、ウォンツに合った経営方針に変えてきた。
　社内で「グッドコミュニケーションサポート隊」を作り、自費出版推進やビジネスモデルの研究をしている。ｗｅｂオンラインストアを立ち上げ好調だ。今後はワンストップサービスの会社にしていきたい。また、世界のクライアントの日本語ニーズを捉えたい。