【12.09.14】のと支部9月例会
第一に経営理念を考える
講師:數馬 嘉雄 氏 興能信用金庫 理事長
例会テーマ:地域活性化における金融機関の役割
来年の三月末で中小企業金融円滑化法が終了。経営者等から相談があった場合、極力返済の条件変更の措置に応じ、その間に中小企業の経営改善を行うのが概要。
金融機関として改善計画を経営者と作る場合、どのようなアドバイスをするか。第一に経営理念を考える。一番大事なのは自社をどうしたいかという経営者の思い。第二に財務状況の正確な把握。キャッシュフローの好転、売上を伸ばすためには状況を正確に把握する必要がある。また、経営者自身が計画を作ることも大事。これまでは金融機関が殆どを作ることが多く、経営者は自分が作っていないから計画を軽んじてることがある。計画が出来たら進捗状況のフォロー。具体的には早期の月次決算作成をお願いしている。最新の情報を常に把握していないと金融機関からフォローのしようがない。計画も売上目標等数値を掲げるだけでなく、達成するために5W1Hで具体的に行動計画を作ることが重要。更にフォローすることで計画を達成させ円滑化法が終了した後に極力影響が出ないようにしたい。