【16.02.25】能登支部2月例会
障がいは個性であり強み
報告者 岩下 琢也 会員
金沢QOL支援センター㈱ 表取締役
高校の頃に母親から勧められ、作業療法士の資格を取得。精神障がいの患者と関わる内に、障がいがあるから問題ではなく、活躍出来ない社会が問題だと考え全ての人が幸せに暮らせる地域社会を作りたいとの思いで創業した。
リハビリ型就労スペース(障がい者就労支援A型事業所)「リハス」(四月からB型開設)でデザイン・web制作・農業・飲食など、デザインが出来る障がい者の方がいたから立ち上げ、web制作が出来る方がいたから…と「人ありきの仕事」の考えで様々な事業を営む。
自社の考えは「障がいは個性であり、個性は強み」。同じ障がいを持つ方の気持ちが分かるので、コミュニケーションの取り方がわかる。つまり解釈の違いで強みにも弱みにもなるため十分戦力になる。障がい者だから…ではなく人間性が優れた方を採用し、適切なマネジメントをして強みを活かした仕事をしてもらうのが経営者の責任。採用後の定期面談では、得意なことを活かせているか?やりたいことが出来ているか?を必ず聞いて強みが発揮出来ているかを確認している。弱みを改善するのではなく、強みを伸ばして一人ひとりが成長し良い会社となっていくのが人を生かす経営だと思う。