【17.12.19】能登支部12月例会
社員共育を知り、目指す道に気づく
報告者 永田寿昭 会員
(株)地域みらい 取締役部長
能登支部12月例会は社員共育について失敗談も交えて紹介し、4年前に同友会に入会して、学びや気づきを会社改革に繋げている報告でした。
(株)地域みらいは、官公庁から仕事を受注しており、品質はもちろんのこと、技術者の資格や業務遂行能力なども点数で評価され、次の受注にも大きく影響します。そこで、社員の技術力やコミュニケ―ション力の向上と資格取得を図る目的で、10年前に社内教育機関「みらい大学」を開設し、継続して参加するシステムと表彰や報奨金制度を構築して成果を上げていました。しかし、社員には「やらされ感」が強く形式的な参加となり、仕事でも重大クレームが続発して会社存亡の危機となりました。
2016年に石川で開催した青年経営者全国交流会のグループ討論でそのことを話すと、間違いを指摘され「貴方が社員をダメにしている」とズバリと言われて、はじめて「社員共育」の意味を知り、自身がもっと学び成長する必要があると気づきました。以後は全員参加型の経営を目指して社員と共に目標を立て、社員が学べて安心して働ける環境を整え、改革を継続することが大切であることにも気づきました。
最後に「“社員のやる気スイッチ”をONにすることが幹部の仕事であり、【よい会社にはよい社員が育つ】」と言う言葉に共感しました。