【19.12.17】金沢中央支部12月例会
「事務員」から「スタッフ」へ一体感を
報告者 森岡 真一 会員
兼六法律事務所 所長
今回の例会は8月に所長に就任した森岡会員が「働き方改革」をテーマに報告しました。
冒頭では法律事務所ならではの生々しい話から、「依頼人・相手方・社会の幸福」を理念に安心と納得を届けるというミッションについて話しました。
法律事務所では法律の専門家である「弁護士」とそれを支える「事務員」の2層構造で成り立っています。資格の問題があるためそれも仕方ないと思っていた森岡会員でしたが、同友会の例会に参加する中で、「それで本当に全員が幸せになれるのか?」と疑問を持ち、きちんと事務員の声を取り上げるために「意見箱」の設置などを進めます。出てくる意見に驚くこともありましたが、真摯に受け止め一つ一つ改善に取り組んでいきます。その中で「事務員」の幅広い貢献に気づきます。そこで「事務員」のことを「スタッフ」と呼称を変えました。「今まで大きく溝の間を感じていた弁護士と事務員では作り出すことが出来なかった一体感が少しずつ出来てきた」と森岡会員は話しました。
組織としては一見「個」の集まりでバラバラになりがちに思える法律事務所ですが、それぞれの得意分野を理解しあい、声に耳を傾け、尊敬の念を持つことで、一つの強い集団となり理念とミッションを実現することが出来ると思いました。