【20.12.17】能登支部12月例会
「湯涌ぼんぼり祭り」を通してファンと地域をつなげる
山下 新一郎 氏 湯涌温泉観光協会・湯涌ぼんぼり祭り実行委員長
湯涌温泉は2008年7月に発生した浅野川水害で町全体が水没する未曾有の災害に見舞われましたが、住民の一致団結と“絶対に諦めない”という思いで1ヶ月足らずで復旧を果たしました。
災害から1年後にアニメ制作会社からアニメ「花咲くいろは」の舞台モデルに使用したいとの申し出があり、反対する住民の意向をくみ取り、湯涌温泉の風情を損なわれないことを条件に承諾しました。
山下氏は2011年4月からの放映に合わせて、湯涌温泉の活性化を図る活動をはじめ、放送開始後1ヶ月で多くのアニメファンが訪れた現実を目の当たりにしました。その後、地元全体を巻き込んで、この賑わいを一過性にしない工夫として作品内のお祭りを再現した「湯涌ぼんぼり祭り」を10月に開催し、5千人の来場者を迎えることが出来ました。しかし、地元住民の協力だけでは限界があり、アニメファンにもこの祭りのボランティアとして協力してもらうことで、「湯涌ぼんぼり祭り」を毎年開催できる体制を構築して地域の活性化を実現しています。
グループ討論では「お客様をどうやって貴方のファンにすることが出来るか」をテーマに議論し、同友会での学びを深め人間力を高め、地域に貢献し
最後までやり切る覚悟が必要であることに気づきました。