【23.11.21】金沢中央支部・環境経営委員会合同例会
「SDGsとその先のカーボンニュートラルへ」
島 洋之 会員 島屋建設(株)
代表取締役社長
野村 昭夫 会員
ノムラ合成(株)代表取締役
(環境経営委員長)
櫻井 浩一 会員
(有)インテグレイテッドシステムズ
取締役社長(環境経営副委員長)
金沢中央支部のよい地域・よい経営環境グループで3年続けてきた、会員のSDGsの取り組み報告を島グループ長が総括しました。3年間で計13社が報告し、初年度の2020年度は、SDGsを知るところから始め、2022年度は地域の方や顧客を巻き込んだ取り組みを報告しました。SDGsの17の目標のうち、13社の取り組みにおいて、紐づけできなかった番号はありませんでした。この流れを継続すべく、来年度は4社に新規報告してもらいたいと話しました。
その後、野村環境経営委員長が脱炭素社会について話しました。脱炭素社会とは、温室効果ガスの排出量を減らし社会全体を低炭素化することを目指すものです。脱炭素が進まない場合の温暖化による弊害や、温暖化を防ぐためのエネルギーシフトの例を報告し、「脱炭素社会の実現には、1人1人のライフスタイルの転換が重要であり、企業にとっても脱炭素は価値になる」と話しました。
続いて、櫻井環境経営副委員長から、脱炭素に繋がる省エネについての話がありました。大生食品工業(株)で、IoTを用いて電力量を測定し見える化して削減をおこなった実例を報告しました。「省エネの進め方としてはEMS(エネルギーマネジメントシステム)ができているかがポイント。これからの時代はエネルギーの自産自消も必要」と話しました。
グループ討論は、類似した業種ごとに分かれて行い、具体的な実例や同業種の取り組みなどを聞くことができ、皆の意識改革が第一歩となり、社員と共に実践していくことが大切だと確認し合いました。