【09.01.25】DOYU石川【元気企業訪問】(21) 北陸斫開発(株)
総合力で強み発揮、高い収益性 ~土木基礎工事から解体工事まで~
北陸斫開発は、昭和46年創業で、土木基礎工事、解体工事を主に行っている。米田会員は、大変な不景気で同業者の中には苦しいところもあるという。しかし同社は、総合力で強みを発揮して高い収益性を保っている。その源は本来の土木基礎工事だけでなく、解体工事、土地改良から土工工事、架設工事、橋壊し工事までを請け負う総合企業となっている。この一式まとめてできるという強みは、重機の搬入から請け負う工事期間が一気に短縮し、コスト的に優位であることが上げられる。また作業人員の削減、重機レンタルの効率化など、業務の作業効率を向上させることができ無駄を省いている。他ではなかなか真似できないやり方で他社との差別化をはかっている。
社内では、社長以下全員で月二回の会議を行っており、工事の報告をして現場での安全・情報・コストについてなど全員に発言を求め、意見・要望など自分の考えが言える場を提供して意思統一を図っている。
またグループ企業として「ホクハツ」と「北秀」があり、人材を大切な要素と考え、年齢層で分けて雇用する取り組みをしている。若くてこれから成長してもらいたい人材を短期的に現場に行ってもらうなど、社員教育にも力を入れている。三社とも就労体系が違い、年齢層や本人の希望などで効率的に人を生かすことができる。
米田会員は「まだまだ自分は若いので色々なビジネスにも興味があるが、公共事業減で受注が減る中、今は本業をしっかりとこなして選ばれる会社を目指したい」と語り、営業で忙しく飛び回る毎日を過ごしている。
<米田秀仁会員 北陸斫開発(株)常務>