企業訪問

【12.08.01】がんばる社長(13)

㈱アトラス 松多 伸悟 社長

  ミャンマーで日本の米生産
海外での日本食においしい米を安く


  松多伸悟会員は、1996年からミャンマーでABCタクシー、ABCツアー(旅行業)、ABCパブレストランを展開している。

  ミャンマーでは、昨年9月から民主化が一気に進み、政府は、外資の農業への参入を認可するようになってきた。それに伴い、他の東南アジア諸国のミャンマー進出が著しくなってきた。この時期日本では未だ誰も進出していなかったが、松多会員の現地パートナーから新たに参入しようと提案があった。将来日本の食糧自給率の問題やミャンマーを含めアジア各国に日本企業が進出し、日本人が海外に住むようになると日本レストランや日本食の文化がますます広がると思い、おいしいお米を安く作れれば十分ビジネスになっていくのではないかと考えた。更にもし、日本がTPPに加盟して農作物の輸入関税が安くなったり自由化になると日本でも販売することが出来るかもしれない。またミャンマーは人件費が非常に安く、日本で農業をするよりも規制が少ない利点もあり、検討の結果、日本の品種米(コシヒカリ等)を作付けすることを決断した。

  今年の3月頃、日本の農業関係者と共に現地視察を行い、実際に5月から苗を作り出して6月に現地で田植えをした。現在はテスト段階で、4エーカー(5,000坪)に田植えを試みた。他国での農業は、日本では予想もしない出来事もあり、巨大なタニシに苗を荒らされたり、海水が混ざっていることが分かったりと、全て順風満帆というわけではないが、ミャンマーは二期作が可能なので、うまくいけば今年は12月頃に再び田植えができると期待している。その際は10エーカーくらいを予定しており、将来的には200エーカー(25万6千坪)を目標にしている。

  また、同社では7月2日に、金沢市四十万(山側環状線沿い)にアプサライ2号店として、ジュースバー&カフェをオープンした。このお店は、フレッシュジュースをメインに、手作りケーキ等を提供し、ゆくゆくは焼き立てパンも販売する予定で、整体療術、エステも行っている。更に、5月9日に新発売したコラーゲンやヒアルロン酸入りの美容と健康を意識した女性のための「金澤べっぴんカレー」も好調な売れ行きとのこと。

▲ このページの先頭にもどる

同友会とは?へ

組織と活動内容へ

調査・見解・提言へ

勉強会&交流会へ

支部の活動報告へ

委員会活動へ

共同求人活動へ

会報誌 どうゆう石川へ

企業訪問へ

会員の声へ

リンク集へ

同友会活動支援システムへ

同友会PRムービーへ