調査・見解・提言

【12.08.01】景況調査4~6月

売上高見通し増加予想

  7月1日から15日まで実施した景気動向調査の結果がまとまった。会員企業を対象に経営の状況や夏期賞与について、また今夏の節電の取り組みについてなど聞いた。e.doyuのアンケートで設問し、415社の内、62社より回答を得た。

売上、収益状況DI改善

  現在(4月~6月)の経営状況を全業種で見ると、業況判断DI(「好転」―「悪化」企業割合)は、売上高がマイナス13.1からプラス14.51へと27.61ポイントの大幅増加、収益状況もマイナス6.6からプラス11.29へ17.89ポイント好転した。資金繰りは8.2から1.6へと6.6ポイント下降した。
 今後の経営の見通し(7月~9月)を全業種で見ると、売上高DIは11.5から21へ増加が予想されるものの、収益状況DIは21.3から17.7と3.6ポイントの下降、資金繰りDIも18.1から11.3と6.8ポイントの下降が予想される。  

人材育成に課題

  現状での自社の最大の経営課題は人材育成が38.7%と一番多く、次いで売上高増加21%、収益構造改善14.5%、販売・受注競争の激化12.9%と続いた。
  夏期賞与の支給については、支給すると回答した人は67.7%、支給しないと回答した人は17.7%だった。支給率については、昨年と同様が40.3%、昨年よりアップが21%、昨年よりダウンが6.5%で、基本給の1ケ月以上~1.5ケ月未満が35.5%と一番多く、次いで1.5ケ月以上~2ケ月未満が19.4%、1ケ月未満が8.1%、2ケ月以上~3ケ月未満が4.8%だった。
 

工場3%節電目標など

  今夏の節電の取り組みについては、すべての工場において3%削減の徹底指示、2010年と比較して5%ダウンを目標として取り組む、エアコンの設定は28度、使用しない部屋の照明をこまめに消す、LED電球を使用する、グリーンカーテン設置などの具体的取り組み事例の記述があった。4月から試みた取り組みについては、新商品の開発や、社内での見える化、震災地への営業強化などがあった。

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