【14.08.01】景況調査4~6月
調査期間 6月17日~7月10日
回答数 406社の内103社(25.3%)
4月から更に下降
現在の経営状況(4月~6月)は、業況判断DIを全業種でみると売上高DIは4月調査の15.1から2に下降し、1月調査の46.9から半年で44.9ポイント下降した。経常利益も同様に下降幅が大きくDIは6となった。
業種別にみると、製造業の売上高DIが35.7ポイント増加したのに対し、その他(運輸・通信業)は大幅に下降しDIはマイナス40、卸小売業は18.3ポイント下降しマイナス10、サービス業は16.1ポイント下降し0を示した。
7~9月は好転予測
しかし、経営の見通し(7月~9月の予測)では、売上高・経常利益・資金繰りとも大幅な増加・好転を示している。全業種でみると、売上高DIは22、経常利益DIは15.6、資金繰りDIは14.4を示す。売上(受注)の見通しを業種別にみると、各DIは建設業が19、製造業は28.5、卸小売業が25、サービス業は17.9、その他(運輸・通信業)は40を予測している。
賞与は昨年同率が6割
自社の最大の経営課題の回答では「人材育成」は回答数のうち44件で最も多かった。
夏期賞与は回答企業のうち8割の企業が支給しており、そのうち6割の企業が昨年と同率で支給率は1ヶ月以上~1.5ヶ月未満が48%を占めた。
新幹線の業況影響あまりない
2015年春の北陸新幹線開業による売上高アップへの効果の設問には、「影響はあまりない」が43.5%、「良い影響がある」が28.7%を占めた。
影響がないと答えた企業は、人の流れに左右されない業種であることが理由であった。良い影響があると答えた企業は、インフラ整備が進み人が動くと回答した。