企業訪問

【14.09.01】「TakeOff!」~未来へ向かう羅針盤~(6)

白山自動車サービス㈱ 専務取締役 神川 哲也 会員

  同友会運動の大切さを2ステップで気づく


 入会前、自分には経営者の覚悟があると思っていたが、主要取引先の倒産があった時に大きな動揺と将来の不安を抱えた。この頃は「覚悟」に欠けていた。
取引先から勧められ、付き合い程度の気持ちで同友会に入会。そのため「同友会とはどーゆうかい?」という感じで例会に参加していてもピンとこない日が続いた。そんな時、紹介者である宗守会員の青年部会三県合同例会での報告を聞いて同友会の見方が変わった。学びに積極的となり、経営指針の重要さにうすうす気づく。自主的に経営指針講座を受講し成文化し、社長にもなっていないが勢いで発表までした。この経験から1ステップ目の同友会運動の大切さを知る。それは、仲間と一緒に真剣に取り組むことでできた、「経営者として自分を深く考える事」であった。
指針を作った二年後、青年部会の最後の年として青年部会副部会長の役を受けた。さらに、青年部三県合同例会の石川の実行委員長にもなった。この事が大きな転機となる。他県の会員から、「そんな事では、合同例会なんか運営できん!」と言われた。自分に何が出来るだろうと真剣に考えた結果、三県合同例会の告知をする目的で多数の全国の例会に参加した。この経験から2ステップ目の同友会運動の大切さを知る。
それは、全国から集まる意識の高い会員達から得られる「刺激と学びから気づきが生まれる事」であった。この時に、同友会に入っている本当の意味とは?、何のための同友会運動か、何のために例会をしているのかを深く掘り下げて考えるようになった。
青年部会最後の活動として青年部で報告者も務め、自分自身の総括もできた。振り返ってみると、本当に濃い充実した活動ができた事に感謝している。それだけに、卒業式ではさみしさを感じた。
同友会で学び実践していることは、「自分が模範・手本となること」、「社員とコミュニケーションをとる努力を続ける事」である。 目指すところは、自立的社員である。上からの押しつけではなく自分で考えて行動する社員になって欲しいという事を心から望んでいる。社員の個性に応じた能力を伸ばして得意な分野のスペシャリスト集団となる事、それこそが、自分が会社でやっていきたい事だと気付いた。
入会前と違い、覚悟を持ち、社員と向き合い、そして仲間に恵まれた会員の姿があった。

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