【14.09.01】あれから1年(15)
コーケン㈱ 代表取締役社長 岡村 謙作 会員
変化できる者が生き残る
昭和三十七年創業、平成十七年、三十五歳で入社した。十年間のサラリーマンを経て入社した目的は事業継承と自己実現のため。きっかけは創業者である父の一言「あなたの思いをこの会社に賭けてみないか」だった。入社してわずか二年で社長に就任したが「自社の存在価値」を「確実に伝える」ために選んだ道は経営よりも事業を知ること。
創業五十年を「第二創業」と捉え、自社の存在価値を経営者として伝える行動を始めたとき、金谷副代表理事と出会った。そして、「あなたにとって得るものがたくさんあると思うよ」と、優しく強い確信を持って言ってくれたことが同友会入会の決め手だった。入会後は事業を楽しむことだけでなく、経営を具現化することがいかに大切なことかを実感した。例会は自己啓発の場として、スポンジのように吸収しようと意識している。グループ討議は、自己の経営観をより具現化して相手に伝えるための実践の場と位置づけている。今年は自らが成長するために、失敗や恥を恐れず同友会を楽しみたい。
心に響く格言の一つにダーウィンの一説がある。「もっとも強い者が生き残るのではなく、もっとも賢い者が生き残るのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」。柔軟な心で行動していきたい。