【17.09.01】事業承継(15)
受け継ぐ者、継がれるもの、互いの想い
有限会社 橋本写真館
専務取締役 橋本 高志 会員
橋本写真館は、1939年に祖父が戦争で負傷したことをきっかけに、鹿島郡中能登町にある病院でレントゲンの現像の仕事をしたことが始まりでした。1948年に学校関係の写真の仕事を始め、1955年には石川県で初めて卒業アルバムを作製しました。初代は、商売人で、人情に溢れた人でした。2代目である父(現社長)は、卒業アルバムのカラー化、一眼レフカメラの普及等の時代背景もあって卒業アルバムの品質の向上に邁進し、卒業アルバムコンテストで何度も入賞するなど、大きな功績を残しました。社長は職人気質で、「良い写真を撮りたい」その一心で仕事に邁進しています。
3代目を継ぐ私は、先代の想いや歴史を大切にしたい、という思いや自分が会社をどうしたいか、ということを「経営指針」という形で明文化しました。現在、創業78年であり、100年企業を目指し、4代目の息子へバトンを渡したいと願っています。先代の想いを残し続けるためにも、経営を
学び、お客様に選ばれるにはどうしたら良いかを考え続けています。また人材育成に力を入れて、スタッフがより、やりがいや生きがいを感じる会社にしたいと思います。
そして、スタッフが「よい会社」と思ってくれることを目指していきたいです。