企業訪問

【17.10.01】クローズアップ会員企業紹介(2)

同友会で自分を鍛え、社員と共に学ぶ

 \; (株)シィー・プランニング
代表取締役社長 金谷道憲 会員

 シィー・プランニングは、心地よい暮らしを提案する「設計事務所」+「工務店」のハウスメーカーです。第45回いしかわインテリアデザイン賞2016石川県建築士事務所協会会長賞や第39回石川県デザイン展石川県建設業協会会長賞など受賞歴も数多く、奇をてらわないシンプルかつ精緻なデザインに高い評価が寄せられています。
 同社の代表を務める金谷会員は1989年9月に31歳で石川同友会に入会。会歴は28年というベテラン会員です。
 金谷会員が20代のとき、父親は不動産・建築の(有)金道商事を営んでいましたが、金谷会員は大学卒業後、建築デザインの道に進み、87年、勤めていた建築設計事務所から独立して「カナヤ建築設計事務所」を設立しました。入会に至ったのは、同業の先輩から誘いがあり、89年4月の総会に出席
したのがきっかけです。「当時は人と話すのが苦手で、中小企業家同友会ならではのテーブル討論にも面食らった。まともな発言ができず、逆にここでなら自分を鍛えられるのではないか、人脈もつくれるのではないかと考え、お世話になることにした」と振り返ります。
 石川同友会入会から数年後、バブル崩壊で仕事が激減し、働くのは自分一人の気軽な身だったとはいえ、金谷会員は追い込まれました。活路を開くヒントを見つけようと同友会の「経営指針成文化講座」(現在の道場形式ではなくセミナー形式)に何回か参加し、指針づくりを通して自分の取り組むべき方向性を見つけました。
 事業に共通項があり、後継者不在だった父親の?金道商事を93年に改組・社名変更する形で自分が経営するカナヤ建築設計事務所を合併し、?シィー・プランニングを立ち上げました。「経営者の責任として会社は絶対潰してはいけない。同友会でこう学んだことが自分を発奮させ、今に至っているように思う」と金谷会員は語ります。
 2008年秋のリーマン・ショック後に売上が半分近くまで落ち込む低空飛行を強いられた時期もありましたが、現在はそこから脱し、社員数も21名に。県内に数ある注文住宅メーカーの中でも、クリーンでスマートなデザイン性で存在感を放っています。
 石川同友会では金谷会員と社員の皆さんが毎年一緒に「共育塾」に参加し、他社の社員との交流を通して良き刺激を受けています。「社員には経営者の思いや会社の方向性を理解し、合わせてもらわなければならない。『共育塾』は同じ夢を持って共に成長する助けになっている」。
 同友会での学びを活かし、金谷会員は今も、よりよい経営のあり方を模索しています。

▲ このページの先頭にもどる

同友会とは?へ

組織と活動内容へ

調査・見解・提言へ

勉強会&交流会へ

支部の活動報告へ

委員会活動へ

共同求人活動へ

会報誌 どうゆう石川へ

企業訪問へ

会員の声へ

リンク集へ

同友会活動支援システムへ

同友会PRムービーへ