企業訪問

【18.04.01】経営指針チャレンジ(12)

会社や社員の未来を考える視野が広がる

 \; 株式会社アイビー 取締役 村上 文人 会員

 中小企業家同友会では経営指針の作成を推進しています。それは、ぶれない座標軸をもった経営が必要だからです。通常、経営指針成文化講座は創業者や事業を承継している人が受けることが多いのですが、今回講座を受けた村上会員のように、承継予定で現在は別の社長が会社の指揮を執っている場合もあります。他に社長がいるなら理念を考える必要性は無いのではと考える方もいますが、村上会員は講座を受講して経営指針を作成して良かったと振り返っています。
 村上会員は短大を卒業後株式会社アイビーに入社。創業38年、ユニフォーム、作業服、作業用品など販売している会社です。現在の社長は村上会員と血縁関係はありません。しかし、「会社を継がないか?」との問いに即座に「はい!」と答え、名義変更で同友会に入会します。その後、自分の中にぶれない目的をもち、それを社員との共通認識にしていくことが重要と感じ、講座を受講します。自社の歴史、アイビーのお客様のこと、アイビーの将来など、今まで考えてこなかったことに対して考え、問いかけ、掘り下げました。特に社長との会話が増え、どんな思いで経営してきたのかなど、今までは聞けなかったことを聞くことができました。ずっと会社を継ぐことに反対だった奥様もブレない村上会員の本気の覚悟を感じとり、今では応援してくれるようになりました。
 役職もなく働いていた頃は、淡々と仕事をこなしていただけでしたが、役職に就き指針を作成したことで、会社全体をみるようになり、自分だけではなく会社や社員の未来を考える視野が広がっていきました。まずは社内で目標を持ち、毎月頑張ったことを会議の場で発表し、意識を改革していくことから実践しています。これから近い将来、社長になり会社を永続させ、世界のアイビーにするため、感謝の気持ちを忘れず進んでいきたいと話しました。

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