【18.06.01】クローズアップ会員企業紹介(10)
同友会は、よい会社を目指すための場所
和光照明 株式会社
代表取締役社長 織田 兼太朗 会員
和光照明(株)は、照明器具を建設業へ販売するBtoBと、一般ユーザーへ販売するBtoCの両方を手がけており、顧客からの目線と業者からの目線を様々な視点から捉え、エンドユーザーが心豊かになるよう提案している会社です。
たった一つの照明の仕方が変わるだけで、心が落ち着く場所ができる。そして気忙しい日常にホッと一息つける時間ができる。その時間と空間が心を豊かにしてくれる。それが幸せの一つの形ではないか。現代の人は家を建てることが目的になり、そこで過ごす日々を想像できているのか。目的を達成すれば本当に幸せなのか。そういうことを自社の事業ドメインである「心豊かな生活空間創造業」に照らし合わせて、協力業者と一緒に照明が醸し出す特別な空間と時間を提供しています。常に「人の幸せとは?」を考えて経営しており、ドメインである「心豊かな」もそれが幸せにつながると考えているからです。
織田会員は、同友会員歴が18年のベテラン会員で現在は金沢城南支部の支部長をしています。常に学びの姿勢で同友会運動に取り組んでいる根源は何なのか。それは経営者というよりも人格者としてありたいと思うから。どうすれば売上が伸びるのか。どうすればより儲かるのか。そんな方法を学ぶ場所は同友会にはありません。経営者は何のために経営し、地域と社会とどのような繋がりを持ち企業価値を提供できるのか。そこに企業として経営者として自社の存在意義を見出し、永続的に続く良い会社を目指すための場所です。目上の人からも年下からも慕われて信頼される人は、自然と人が集まり多くの相乗効果が生まれます。これが経営者同士なら様々な分野で発展していくことが出来るでしょう。そういうことを学べる場所が同友会です。
人生終わった感を持ったら終わり、自分たちが積み重ねてきた知恵をいかにして若い人たちに還元するかという役割がある。また、この世代になったから頼られる役割もある。歳を重ねたからもう学ぶ必要はない、と考えてしまえばそこで終わり。今だからこそ幅広く学ぶ必要があるという思いは、若い世代の人たちと同じです。そう語る織田会員の姿勢には、あくなき学びと人生を心豊かに過ごし、幸せに歳を重ねるかっこいい大人の背中を学ばせていただきました。