【18.09.01】経営指針チャレンジ(17)
心の底から能登が好き
有限会社インテグレイテッドシステムズ
取締役社長 櫻井 浩一 会員
創業13年目の同社は、地域のIT化と6次産業の支援をしており、大学へのシステム開発運用やプログラム開発を手がけています。能登地区の活性化のため「能登ふぐ」のブランディングにも関わり積極的に情報を発信しています。
経営指針講座を受講したきっかけは、同じ能登支部で受講した人がいないことを聞き、どんなことをするのかと興味を持ったから。社員がいない自分の会社に指針が必要だとは思っていなかったが、経営指針講座のオリエンテーションで、参加者の熱気や一言一言に刺激を受け、「飛び込んでみよう」と受講を決めました。
受講の中で共学者から、「会社を一人でやるだけなら意味がないよ」と言われ頭の中が混乱しまし
た。そこで、今までの自分を見つめ直し、何のために経営をしているのかを深く考える機会になりました。講座は、参加者の年齢、性別、事業規模、立場を問わず、全員が真剣に経営に向き合い、学びに来ている姿勢を感じ、強く心を打たれました。
今までは、ITで地域を活性化できればいいな、というぐらいしか考えていませんでした。経営指針講座を受講してから、自分が心の底から能登が好きだと気づき、この地域の役に立つITが得意なコンサルティング屋さんになろうと決意しました。そして、様々な企業や行政と地域を繋げていきました。最近では、取引先や顧客から「仕事めちゃくちゃ楽しんでますね」と言われることが増えたと言います。
最後に能登の経営者に対するメッセージとして、「能登にはまだまだ財産がいっぱいある。今の会社を見つめて良いところを発見し、地域の文化を残し、能登の明るい未来を目指しましょう」と話してくれました。