【22.12.01】クローズアップ同友会型企業づくり(53)
青年部会活動紹介 第14回 北陸三県合同例会
新家 雄太 会員
株式会社あて 代表取締役
<共に夢に向き合える組織へ>
3年ぶりのリアル開催で、11月5日(土)第14回北陸青年経営者三県合同例会が福井県の三国観光ホテルにて行われました。
「言うから聴く経営者へ姿勢の変化が起こした会社の本当の成長」〜共に夢に向き合える組織へ〜と題し、青年部会副部会長の新家会員がまっすぐな想いを報告しました。
■「言う」から「聴く」経営者へ
新家会員は石川同友会で第11経営指針成文化講座を受講し、熱い想いをもって起業。創業当時は順調に売り上げをのばすものの、いつの間にか売上至上主義となってしまい、1年で5名の離職者を出します。そのことで自身の慢心に気づき、社員共育委員会主催の「経営者と社員の共育塾」を受講します。企業変革支援プログラムを活用し、社員との間のズレがあらわになるうちに「お前らのやり方が悪い!俺はできているぞ!」と叱咤ばかりの「言う経営者」だった新家会員に「姿勢の変化」が起きました。
「どうやったら売上をつくれるか一緒に考えよう」と社員の声に耳を傾ける、幹部社員と毎日コミュニケーションの時間を取る、会議でも若手の社員が意見を出しやすいように二人一組でブレインストーミングを行う、今では対話を大切にする「聴く経営者」へと変わりました。
■姿勢の変化が会社の改善へ
コミュニケーションが活発になったことで、社内の雰囲気も数字も改善されました。創業から目指している「働きやすい、労働環境が良い会社」へ社員と共に歩みを進めています。
新家会員の目指すビジョンは「北陸で働きたい会社ナンバー1ガーデンエクステリア業」。報告の締めくくりには、「僕たちは1人ではない!かっこよくなくてもいい。向き合う姿勢をもって本音で話そう。それが会社を前に進める一歩目です」と強く呼びかけました。
■本音から得られる気づき
今回の三県合同例会テーマは「本音から得られる気付き」。あえて近い業界毎にグループを編成し、「自社と関わる人と想いを共有できていますか?」を討論しました。自社の悩みだけでなく、業界の課題への取り組みなど、会社の枠を超えた大きいビジョンにも発展して想いを共有できました。今後も共に切磋琢磨できる関係を構築していく、北陸三県の連帯に繋がる例会となりました。
この絆と、本会で学び得た「想いを共有するために、関わり合う人たちの声に耳を傾ける大切さ」をもとに、成長していきたいです。