【08.02.15】南加賀支部2月例会
悪戦苦闘の奮闘記 山岸 一郎会員(益茂証券㈱小松営業所 所長)
昭和五十二年に入社、外務員試験に合格すると、六月からは営業マンとしての外回りの日々が始まった。株の知識はお客様の方があるし、なかなかうまくいかない。八月になると会社を出てまっすぐ越前海岸に行き時間を潰すといった具合だった。三年程経って、ようやくお客様が見えてくるようになり、営業マンとしての欲も出てきた。資料を揃え、自分の相場感を持って提案するようになった。昭和五十年半ばからのバブル景気の十年間は、こんな最高な仕事は無いと思っていた。しかし、バブルの崩壊後は信用取引の証拠金確認の為、お客様に朝から晩まで張り付いたり、逆に夜中に呼び出しをうけたり、玄関先でお金をばら撒かれたりするような状況になった。クレームも増えた。損失によるクレームはいかに早く対処し損を小さく出来るか、損失のリカバリーの提案が出来るかに懸かっている。接客についてのクレームは、お客様との関係改善のきっかけになると捉えている。今後も経営理念の「感動創造企業」の確立の為にがんばっていく。