【08.05.28】白山支部5月例会
「魅力ある企業づくりを目指して」~社員が主役になる場を~ 関秀明会員((株)リンクネット 社長)
勤務先の金沢営業所が閉鎖となりそのメンバーで起業したが志にズレを感じ最後の年の年収は百万円だった。大阪でIT事業で頑張っている人を紹介され、自分の不甲斐なさを感じ三十歳で独立し、同友会に入会。
創業期は小さな仕事ばかりであったが、ある時、東京の友人から大きい仕事がきた時、自分だけで先行して社員を増やした。その結果、既存と新規の社員が分断し、元の社員に独立され顧客も半分持っていかれた。社員とのコミュニケーションの大切さに気づいた。
その後、立て直しを図ろうとするが、プロジェクトは赤字、定着率も悪く、社員に聞いたら「相談できる相手がいない」と 言われた。コストが掛かることを承知でハイスキルな人材二名をヘッドハンディングして組織の安定を図った。ミーティングを重ね問題を解決し、社員の声を大切に就業規則も整備した。トップダウンも当然重要であるが、社員の意見を吸い上げる場、社員が主役になる場を設ける事が大事だ。
同友会の三つの目的にもある「自主創造の道を拓き…」という社員作りをしていきたい。企業が大きくなる経営者は運営も人の動かし方も上手い。同友会はそういったお手本になる経営者が沢山いる会である。