【09.02.25】白山支部２月例会

「金沢をオーダースーツ普及率一番に」　米村誠冶 会員（オーダースーツのマルヨネ　代表）

　バンドの夢を追って上京、フリーターを経て縫製会社で５年半修行する。帰郷し父と一緒に事業をするが互いの思いが違っていた。売上３００万円では生活できず３つの副業をこなしていた。そんな折お客から「あんたは何屋や？」と言われ本業一本でいく決意をする。バンドの後輩からフリーぺーパーの広告枠(３万円)を頼まれた。新規客が増え他のフリーペーパーにも記事形式で掲載してもらい、売上は１７１０万円になった。
　同友会をはじめ色んな会で出会った人との縁で昨年、店を移転できた。オープン前日のレセプションには２００名を越える人が集まる盛況ぶりの裏で、実は経理をしていた母が病に倒れ今も療養中だ。そんな中でも売上は３１００万円になるものの、お金の出入りが全く見えなくなり運転資金に焦げ付きが出ていた。移転と同時に更新したホームページで多い時で月に１４、５名が来店する。
　金沢には服飾関係の学校もたくさんあるが、その技術を生かし働ける場所がない。そういう若者を雇用育成し、いずれは独立して自分でもこういう店を持てるんだと思われる様なモデルケースになりたい。そして金沢を全国でオーダースーツ普及率一番の町にし、スーツとはオーダーして作るのがあたりまえ、そんな文化を築きたい。