【09.09.15】北金沢・金沢南合同9月例会
「夢を創って人をつくる」
「人とのご縁で楽しい経営」~日本一オモロイ映像屋を目指す~
報告者…須藤 信行 氏 ㈱あどべん太 社長
結婚が縁で金沢に来て弁護士を目指し法律事務所にいたが、理想と実務のギャップを感じ教師になった。アルバイトで土日に結婚式のビデオを撮っていた時、会場に来ていた校長に見つかった。これがきっかけで思い切って教師を辞め、趣味で極めていたカメラマンの道を選んだ。ある雑誌のカメラと営業をやることになるが、ギャラの支払いになって、「分割で払う。社員になってくれ」との話しになり、半分フリー、半分サラリーマンの状態になった。しかし、だんだん雑誌制作主体になり「カメラマンの仕事でない」と思っていた時、ある会社から「映像の責任者で」とのヘッドハンティングを受けた。しかし実際は「映像の営業の責任者」だった。その会社には映像の専門家は居らず自分が現場・顧客のトラブル処理に奔走。しかし社長からは「営業をやれ」といわれる毎日。考えた末退職し、平成十一年に㈱あどべん太を設立した。
独立しても仕事がなく、困っていた時、前職での顧客の方々が仕事を沢山回してくれた。前の会社への義理を感じていたので前職の顧客からの仕事はしないと決めていたが、皆さんの方から応援してくれて助けて頂き、本当に感謝している。創業当時は中途採用を行っていたが、理念の共有が難しいことを実感、以来新卒採用を行っている。
ブライダルプロデュース業の失敗からは、自分が本気でやりたいこと以外には手を出さないことを学んだ。年間通して撮影していた幼稚園の卒園式を忘れた時には、父兄からの後押しにより仕事が復活した。この復活はお客様には常に予想をはるかに上回る「早い」・「安い」・「上手い」を提供しファンを作り、敵を作らないことを意識してやってきたからかもしれない。
社員を大切にしており、弊社には「労使関係」は無い、あるのは「同志関係」だ。社員の誇りを守る為に社員からの?拒否券?で仕事をお断りすることもある。社訓は「日本一オモロイ映像屋を目指す」。これからもあどべん太は夢を創って人をつくる会社だ。