【10.07.24】第4期経営指針成文化講座開講
闇夜でも一灯が経営指針
第四期経営指針成文化講座の第一回目が七月二十四日、野々市町交遊舎で開催され三十名が参加した。経営指針研究会「コンパス」の越村春樹会員(㈱越村商店 専務)と金谷道憲会員(㈱シィー・プランニング 社長/副代表理事)がそれぞれ「経営指針の総論・体系」と「労使見解と経営指針」の講義を担当し、理念経営の実践報告を玉田善明代表理事(玉田工業㈱社長)が行った。今期から始まったグループ学習では休憩を惜しんで討論するなど受講生と講師団の熱気に満ちた講座となった。以下玉田代表理事の報告要旨。
自分の想い、気持ちをどう表現するかが経営だ。このことに企業の大小は関係ない。何のために経営するのかが目的で、これが明確になっていなかったら、単なるゼニ儲け、お金を転がすだけではないか。平成二年に同友会に入るまでは経営理念を知らなかった。平成三年に社長に就任し経営指針を作った。実践することで売り上げも伸びて社員も増えた。
「役割は違うが同じ人間として豊かな人生を創造していこう。その為に会社で自分を磨き、社会に貢献、挑戦し続けようではないか」この想いを経営理念にして発表した。そしてお客様、社会の為にも理念を示し、取引先にも理念を求めている。
儲けることが目的ではないが、目標のないところに利益は出ない。だから目線を一緒に「ただ一灯頼め」闇夜でも一灯が経営指針だ。偽物では伸びないし、誰もついてこない。全ては社長の責任。社会、社員のせいではない。 理念を作ることは難しくない。守ることが難しい。社員さんは見ている。言ったからにはまず自分が守る。これが浸透の秘訣。皆さん必ず成功すると思って実践して下さい。