【10.12.7】12月のと支部例会報告
「前向きに、日の出の視点で」
報告者:大林 重治 氏(のと共栄信用金庫 理事長)
新聞の企業広告でビルの合間に太陽がある写真があった。この太陽を沈むところと見るか日の出と見るかで大きく違う。見方ひとつで明日が変わる。「人間万事塞翁が馬」。人生悪いと思っていたことが良いことになったり、良かったと思っていたことが悪いことになったりする。
一九九九年、先代理事長から次頼むぞと言われ、拝命して十二年目になる。周囲に支えられ愚直にやってきたことがよかった。
当金庫にも色々な変遷があった。地域の皆さんと共に歩んでいく姿勢が大事だと思う。今年度、七尾出身の長谷川等伯再発見ファンド「等伯」を発売した。植樹などのエコ事業にも取り組んでいる。周りを見回すとシーズ(種)がたくさんある。それを前向きに捉える。悲観が先行しては解決できない。冒頭の例にあった日の出という視点。能登には自然や良い食材がある。地産地消の考えで豊かな地域になると思う。多くの社員が知恵を出し合って組織の力として動かしていく。厳しい経営環境だが強い意志を持って諦めずに一つ一つクリアしていけば間違いなく明るい陽射しが見えてくる。