支部の活動報告

【12.06.27】金沢駅西・金沢南支部 6月合同例会

個人の目標ではなく、組織で勝負する

  報告者:
橋爪 渡 会員 ㈲フラワーガーデン 社長
例会テーマ:
「スキマが王道に」 ~勝てる市場で勝負~


  親父は主に魚の仲介をして、貸衣装事業を少ししており、自分にどちらをするか選択させてくれた。大学卒業後三年間、貸衣装屋に修行に行き二十六歳で起業と同時に親父がモアというビルを建てた。商品も信用もなく、五年間赤字続きだった。三十歳のとき、写真スタジオを併設し少しずつ黒字化し、次に小さな教会を建てた。三千万円で建て、初年度の売上は六千万円だった。これは市場が望んでいたからで希少価値があれば流行る。競争のないすき間で仕事をしたいと今も思っている。その後、金沢セントメリー教会を建て、式は年に百七十件、何もしなくても常に満杯の状態だった。これも他にはない施設だったから流行った。毎年社員旅行は海外に行き有頂天になっていると、仲間内から同じ様な教会を建てる人が出て来て売上が下がった。そこに勝つ方法として新たな施設を建てることにした。まず立地条件を考え県庁が来る鞍月に絞り、全国の式場を見て歩き勉強を重ね、設備・内装を充実させることで、〇一年に建てたフラワーガーデンは大繁盛となった。ところが五年前に県外資本の参入でまた売上が七%下がった。県内三番目までに入っていれば、選択肢にあるのだから酷い状態にはならないと思っていたが、今までの我流を止めコンサルタントを入れることにした。自分の背中は自分では見れないもので、悪い所を色々と指摘され会社の和が一層良くなった。社内の循環が良くなると売上・利益が出る様になり、社員からもやりたいことが発言されるようになった。

  一人の力は微力だが組織になると大きな力となる。個人ではなく組織で勝負したい。個人の目標ではなく組織としての目標を掲げ、進捗によって社員旅行の行先が変わる。また賞与を年四回とし、夏と冬の間にも出すことにした。とにかく社員全員のテンションが高いイケイケの会社を作りたい。特に若い人は何かの役に立ちたいと思っている。若い人、女性の潜在能力をフルに活用して、常に夢を語りながら元気な会社を継続していきたい。

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