【12.12.08】青年部会特別例会
夢を叶える会社づくり 社内社外への積極的な情報発信で会社が変わる
12月8日、青年部特別例会が行われ「夢を叶える会社づくり」〜社内社外への積極的な情報発信で会社が変わる~と題し、奈良同友会青年部の中野愛一郎氏(㈱イベント21・社長)が報告した。以下要旨。
社会や社員の幸せを最優先に考えると会社を強くするしかない。会社を強くするためにほぼ全ての取引業者を変えた。その時の心境は、取引先や他人の会社を守って自分の社員をハローワークに並ばせるわけにはいかない。取引年数や知名度はもちろん大切だが、それよりも値段やサービスの分かりやすさ、顧客対応の良さが自分の中では大切だった。今までの当たり前の常識を全否定した結果、50.7%の仕入経費を削減できた。
頑張らずに結果出す仕組みを
何かを変える時、改革する時には自分の信じる軸がある。一秒前の当たりまえを一秒後にも当たり前としない。今の状態が100点なのか、100点でないならば何か出来ることがあるはずと常に考え、絶えず新しいことをした。結果を残す為に頑張る事というのは非常にあいまいである。頑張らずに結果を出せる仕組みを作る事が経営者の仕事だ。無駄な努力をさせない、同じ汗をかくなら意味のある汗を流してもらう。頑張ったら結果の出る仕組みを作ってから頑張ってもらう。結果が出たらシステムがあるのでリアルタイムで伝える。そうやって巻き込み、結果的に過去最高売上げだった前年と比べ、純利益1750%増を達成した。その利益を基に何年も上がらなかった全社員の給与を昇給し、休みも倍にした。会社に利益を残すと、皆ハッピーになっていくということをずっと言い続けて、それを証明できた。社員もその時からとても協力的になった。この結果が出たことで全てが変わった様な気がする。