【14.02.26】金沢駅西支部2月例会
静脈産業を拡げて地球環境を守る
報告者:近藤 典彦 会員 会宝産業㈱ 代表取締役社長
例会テーマ:「後始末の精神」で循環型社会をつくる~解体屋から静脈産業への軌跡~
自動車リサイクル業。自動車でいうとメーカーが動脈でいらなくなったものを処理するところが静脈。循環型社会を作っていかないと地球環境は悪くなる。
80歳まで自分が何ができるのかと思い、地球規模で静脈産業を拡げていくことだと考えた。振り返ると多くのお客様、社員とその家族に支えられて今があると感謝した。現在71か国と取引し輸出で70%の売上を占める。08年、21億あった売上が翌年のリーマンで15億になった。何があってもリストラだけはしない、支えてくれた人を守ると決めていた。役員の車を売り経費をチェックして、結局は減収増益を実現し体質改善ができた。皆自主的に考え自発的に行動する、これが理想の会社だ。
今年で16回目となる経営方針発表会「感謝の集い」を毎年開催。その他、自動車リサイクル技能者養成研修センターを設立しブラジルなどから研修生を受け入れたり、自動車リサイクルグローバルFC事業をナイジェリアなどで展開している。また、世界初の中古部品の品質規格や、廃車査定システムを作り、技術移転、企業家育成と共に普及させている。美しい星・地球を子孫に残すために後に迷惑をかけないようにしていくことが私達に与えられた使命だ。