【15.03.19】能登支部3月例会
企業と協力し地域内経済循環
講師 小川 幸彦 氏
七尾市産業部 産業部長
北陸新幹線開業に伴い七尾市で一番影響が出るのはやはり観光業だろう。それを見越してではないが、平成二十五年度に策定した七尾市地域産業振興プランを紹介したい。少子高齢化の流れは止まらず労働力人口が減少。第一次・第二次・第三次産業ともに縮小傾向にある中、地域に根ざした産業の存在や雇用を生み出す仕掛けづくりが重要だ。分析した結果、移輸出額が高く、他産業への波及効果も期待できる宿泊業(観光業)、あるいは医療、六次産業化に繋がる食品加工業を重点的に支援し経済成長に繋げていく。具体的にはテニスコートを整備しスポーツ合宿等誘致(観光業)、農水産物のブランド化支援(食品加工業)等。今後も地域の企業を大切にし、協力関係を築くことで地域内経済循環が回るよう七尾市として取り組みを進めたい。
講演後、第一次・第二次・第三次産業から代表して中瀬増直会員、櫻井浩一会員、多田健太郎会員より「地域の農産物を全国発信するコーディネーター役として行政に期待したい」「北陸新幹線開業で県外のお客様が増える中、地元食材を積極的に使うこと等でお客様が喜び地域内経済循環にも繋がる」などそれぞれの立場で感想、報告があった。