【15.09.24】金沢城南支部9月例会
100名例会
講師 近藤 高行 氏
会宝産業㈱ 代表取締役社長
自社の車の解体を毎日見ていた学生時代。将来会社を手伝いたいと思っていて、卒業文集にも「会社を継ぐ」と書き、夢が叶った。金沢高専を卒業後入社。丁稚奉公で海外へ行き、取引先で仕事に就く傍ら専門学校へ通い英語を習得。帰国後仕事に従事したが、いくら頑張っても父から認めてもらえず悔しい日々を過ごした。しかし振り返ると今の自分が在るのはその苦労があったからで、父に感謝している。
これまで中古エンジンの品質を評価する規格がなく、購入価格に対し当たり外れがあるのが当たり前の業界に問題意識があった。国際展開をする上で規格が必要と考え独自規格JRSを定めた。品質の安定に繋がり業界に寄与できたと思う。今後は、世界のどの地域にも通用する品質規格ISOの前段階であるPAS777の更なる普及に努めたい。
あいさつ、綺麗な工場を保ち続ける、5S活動など当たり前の事をあたり前にし続けるのが大事。ありがとうカードを導入した時全く浸透しなかったが、社員発信で一年間提出を促し続けた結果、今では月間千枚程度提出がある。当たり前の事をし続ける継続性を企業は持たなければいけない。
地球は我々個人のものではなく、次世代に引き継いでいかなければならない。自動車リサイクル業を通して将来の子どもたちに綺麗な地球を残していくことが会宝産業の使命である。