【16.01.14】 環境経営委員会 第3回例会
環境ISO取得でPDCAサイクルを回す
一月十四日(木)、同友会事務所で「ぶっちゃけ『いしかわ事業者版環境ISO(以下環境ISO)』を取得して」をテーマにパネルディスカッションを開催、社員三名を含む十三名が参加した。
㈱越村商店の越村委員がコーディネーターとなり、㈱丸藤の土幸雄一郎氏、㈱中元建築設計事務所の中元委員長、㈲ユーアンドゆの松永委員が環境ISOについて討論した。
■取得した目的
土幸=経営理念の一つ『地域の反映』の達成と、自主性ある社員の育成のため。中元=当初はISO14001の取得を考えたが、費用等の関係で諦めた。情報を集める中で環境ISOを知り、外部へのPR含め取得を決めた。
■取得して良かったこと
土幸=両面印刷の徹底、LED照明に一部変更など環境に対する具体的なことを実施。松永=社員の環境に対する意識向上が一番。社員からの提案で、サウナを利用者が多い時間帯のみ稼働させたところ費用削減も出来た。
■取得してうまくいかなかったこと
土幸=社員が言われたことしかしない。自発的な姿勢が欲しいがやらされ感が見える。中元=環境ISOを取得したことによるガソリン、紙など具体的な削減結果が見えない。越村=環境経営を意識しても、売上が上がれば紙やガソリン代も増える。具体的な削減結果は見えずとも継続することが重要。
越村委員は「環境経営をしても売上が上がるわけではない、意味が無いと聞いたことがある。しかし環境経営を行うには具体的な計画が必要で、社内共有するには実践が必須になる。経営指針が社内全体のPDCAサイクルを回すことと捉えると、環境ISOはそれのミニチュア版。社内でPDCAサイクルが自然と回せるようになることが環境ISOの最大のメリットではないか」とまとめた。