【16.02.12】第6期共育塾③
社員教育は地域の人材育成
二月十二日(金)第六期共育塾の第三回目が近江町交流プラザで行われ、中同協社員教育委員長の梶谷俊介氏(岡山トヨタ自動車㈱・代表取締役社長/岡山同友会・常任相談役)が、今期共通のテーマである「労使見解の学びを深め、人を生かす経営を!」と題して報告した。以下報告要旨。
毎回社員教育の研修で話すのは命について考えてほしいということ。一人一人が違うということは一人一人に価値がある。
労使見解では、経営者の責任を強調している。責任は単独では果たせない。英知を結集しないとできない。だから正しい労使関係を樹立することが本当の経営者の責任だ。対等な関係、これが生命について考えることに繋がる。組織は一人ではできない。一人一人は人間として対等であり、組織の根幹は目的である。目的を現実化する役割の一つが社長であり、経営者のために集まるのではない。
やりがいとは何か。これを考える時に考えるのが自社と社会との関係。目的、志、何のために会社が存在し働いているのかを考えていくとやりがいに結びつく。
中小企業は地域の主役。大企業は地域社会を守れない。子供の問題は親の問題。その親を教育しているのは企業。会社に役立つ人を育てるのではなく、家庭においても地域においても責任を果たせる人を育てる。企業の社員教育は地域の人材育成。企業も地域と関って生きていくことが大切。
時間軸と空間軸の中で、自分を見つめることが大事だと思う。経営者自身の自己変革が教育の本質。ものの見方を根本から変えると人生が変わる。これからの同友会