【16.02.22】南加賀支部2月例会
社員が大きな夢を持てる会社に
報告者 辻 明良 会員
㈱辻鉃 取締役木材部部長
経営指針講座で「お客様はなんで辻鉄から商品を買うの?」との質問に明確に答えられなかった。その頃、ある方から展示会のあり方のヒントを貰った。建築会社のためにエンドユーザーへアプローチするという新しいスタイルの展示会だ。これが顧客である建築会社の発展のサポートとなり、当社の価値になると思って取り組んだ。今では、この展示会は大きなイベントに成長している。
社員との関係では同年代のリーダー三人と結束してより良い会社にしていこうという目的で、楽しく飲みながら、言いたいことを言い合う「辻会」をやっている。社員発案のこの会は自分へのダメ出しもあって、頭にくることもあるが、この仲間達がいることで心強く思える。
百二十三年の歴史で最も大切にしてきたのは、筋を通し、正しいことをしていくこと。例えば、エンドユーザーから直接新築やリフォームを受注しない。顧客の商売を荒らしてはいけないと思っているからだ。また「三十年に一度は商売替えをしなさい」ともいわれている。環境の変化に応じ、て少しずつ商売を変えてきたからこそ、百二十三年存続できているのだと思う。今後は社員と共に歩んでいくためにも、社員一人一人が大きな夢を持てるような会社にしていきたい。