【16.03.25】南加賀支部3月例会
行動力が人生を切り拓く
講師 八十山 和代氏(洋画家)
ブラジル生まれ。母も画家であった。二十二歳の時に交通事故に合い、九死に一生を得る。事故の後、これからの人生はおまけの人生、絵一筋でいこうと決意した。京都で絵を売り歩き、はじめて四万円で売れた瞬間に「私はプロになった」と思った。それが原点になっている。思い切って一歩踏み出すことで、視野が広がり、知識が増え、人脈も広がっていく。二年後に自分のテーマとなる竹と出会った。地下茎の力強さに共感し、負けたくないという自分の精神と一致した。九一年、ニューヨークで個展を開催。九二年に親子展を開催。航空会社にかけ合い、同社の宣伝等を条件に協賛を得て、コンテナ四つ分の輸送費を無償にしてもらった。その後、中国巡回展、九八年のブラジルでの親子巡回展でも各々の航空会社と折衝して同様の協賛を得た。北京オリンピックと中国の成長を見据え中国での活動もはじめた。人生は一度きり、自分が何をしたいのか、どれだけの人が共鳴してくれるのかが問題。自分から飛び込んでいく行動力が人生を切り拓く。「私は竹、竹は私」今後の人生もめい一杯、いつも一歩前に出て挑戦していきたい。