【17.03.04】青年部会3月卒業例会
社員ファーストの思いで早朝の掃除から
三月四日(土)、青年部会卒業例会が近江町交流プラザで行われ、「100の失敗よりも1つの成功体験」成功のヒントは社員の中にあった!と題して、橋本雅生会員(㈱橋本清文堂 専務取締役)が報告しました。以下報告要旨。
一九六六年創業の印刷業。祖父が創業し、父が現社長。一般的な印刷物だけでなく、金融機関が得意先である点が特徴です。二〇〇八年に得意先への納入物に不良品が発見され、大きな売上ダウンを経験しました。以来、数年は信頼回復のためにがむしゃらに働きました。正直、社員は当てにしていませんでした。自分が頑張れば会社が良くなると信じていたからです。同友会に入会して、様々な話を聞くうちに、同友会は社員ファーストの考え方をするという思いに至りました。ならばと、社員との信頼関係を強化するために自分を変えていこうと、まずは早朝にひとりで掃除を始め、出社する社員への挨拶から始めました。続けていると次第に、一緒に掃除してくれる社員も出てきて、そこから社員とのコミュニケーションが活発になり、社員のことを書いたメモを作って社員を理解し距離を縮めるようにしました。
最近、社員のアイデアから得意先に新商品を提案して、採用されることになりました。自分だけの力ではできなかったことです。成功は社員の中に潜んでいる。社員と共にもっと良い会社にしていきたいと思います。