【17.03.24】南加賀支部３月例会

地域になくてはならない企業

報告者　小柴　順子　氏
　(株)コージン　会長（富山同友会）

　二〇〇四年、インドネシア工場が出来上がる頃、社長である夫が急死、後継者と考えていた長男はまだ入社二年目でした。幹部の支えもあり、社員を守るために社長に就任し、全社一丸となり乗り切るための組織づくり、経営会議の活性化等に取り組んできました。その頃、三つの目的を見て、すぐに同友会へ入会しました。「社員を大切にする」を再確認し、社長就任三年、長男へバトンを渡すことができました。その後のリーマンショックで、二〇〇％だった受注がジェットコースタのようになくなっていきました。そんな時、大阪のピカピカ工場へ見学に行き、感銘を受け５Ｓ活動（整理・整頓・清掃・清潔・躾）キックオフがスタートしました。そしてピンク色の工場は中も色鮮やかに統一され、温かな工場になっています。また、自ら考え、自ら行動し解決するＱＣ活動も行い、時代の流れと共に変化しています。対応能力、社員教育にも力を入れ、監督者教育スケジュール、七つの習慣をはじめ年間十五回の勉強会を行っています。
　社員の人生を守り、地域になくてはならない企業になっていると感じました。