【17.09.19】金沢中央支部9月例会
商売上手の秘訣
講師 加納光氏 (商売化学研究所 所長)
金沢中央支部9月例会は加納光氏(商売化学研究所 所長)が「商売上手の秘訣」と題して講演しました。加納氏は10,000社を調査して利益をあげている上位の企業は何をしているのかを分析して説明しました。以下要旨。
下位の企業の経営者は商品が売れない理由を営業マンのレベルや客のレベル、景気のせいにする。また広告・SNSなどをやたらと出し、割引・値引き・おまけをつけたがる傾向がある。商売下手の共通点は、理屈で理解しようとする、企業体質を改善しようとしない。
マーケティングとは、商品が売れてしまうこと。つまり買わなきゃ仕方がないように改善しまくることである。売れるには「現場・現物・現実」主義が大事。徹底・反省・改善体質を持つには「顧客不満排除体質」にすること。つまり不満ゼロが売れる企業体質である。「苦情こそ真のニーズ」である。改善要望を上司が喜ぶ企業は儲かる。儲かっている上位企業は、顧客満足度を高めるのではなく、顧客不満足を減らすことに力を入れている。