支部の活動報告

【17.11.21】金沢中央支部11月例会

会社の未来(指針)は誰が作っていますか?

 \; 報告者 河内勇二 会員 (株)河内物産 代表取締役社長

 11月21日(水)、金沢中央支部11月例会が近江町交流プラザで行われ「会社の未来(指針)は誰が作っていますか?」と題して、河内勇二会員((株)河内物産 代表取締役社長)が報告しました。
 18歳で入社した?河内物産は「人ごと体質」で、誰も責任を持って仕事に取り組んでいませんでした。父と兄と自分の3人の関係が良くない時に、大きな問題が発生し、何も対処してくれない父に対して、「このままではいけない」と直訴して社長を交代します。
「自分が社長になれば上手くいく」と社員の意思統一を図るも何も変わらず、自信を無くしかけていた時に、出村会員からの紹介で同友会に入会します。何か経営のヒントになることはないかと必死になって探している中で、経営指針成文化講座を受講。今までのやり方が「誰のため」だったのか「何のため」に会社があるのか、じっくり考えました。そして、やり方ばかりを追求して、その目的が何なのかを考えていなかったことに気付き経営理念の重要性を認識します。また、社員さんに対しても自分自身の非を認め、腹を割って話すことで相手と本音で話し合える関係になってきました。社員さんとの関係は一朝一夕で上手くいくわけではありませんが、時間をかけて根気よく話し合ったことで、今では「人ごと体質」ではなく、「互いを認め合う風土」のある会社を目指そうと意思の統一が図られるようになりました。
報告を聞き河内会員の下で働く社員さんを羨ましく思いました。「やりがいのある仕事」と言うのは簡単ですが、経営者と社員さんとの信頼関係なくしてやりがいは生まれません。「自分の未来の先に、今働く会社の未来を想い描く方が沢山いる会社って素晴らしい」と背筋の伸びる思いになった例会でした。

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